新撰組に入隊した中島登は剣は立たぬものの、「絵」を描く男だった。
同志が動乱の中を駆けぬき、散っていく中で、
自分にしかできないことーそれは新撰組の想いを姿絵に残すこと。

大和―
それは近藤勇が目指した国の名前であり、理想郷の「まほろば」。
隊士たちからみた、新しい国は、近藤勇と土方歳三の背中そのものであった。

新たに訪れる明治という国の前に、自らの信念に生き、散っていった「誠」たち。
その想いを遺すために時代を駆け抜けた蒼きもののふ達の物語。
もののふシリーズ最終章、ついに幕開け―
ご 挨 拶
もののふシリーズは、観客の皆さんが創ってくれたものでした。
一つの嘘もなく、皆さんが「瞑るおおかみ黒き鴨」を産んでくれたのだと。
そして、これが最後の物語となります。たくさんの英傑が、一人の人間として、人と対峙する。
このシリーズは、それが唯一のテーマでした。最後を描けるとするならば、「新撰組」以外ありません。
彼らが華々しく歴史に登場したのは、短い季節です。
儚く、短く、だからこそ彼らは夢に駆けたのだと、思います。
作品は終わっても、産まれた世界と役は終わるわけではない。物語は続いていくのです。人生と同じように。
白き虎が憧れ続けた、狼たちの物語です。
西 田 大 輔

第一弾公演
舞台「もののふ白き虎」
2015年9月~10月上演
 
第二弾公演
舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」
2016年9月上演
 


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